#backlogworld2019 登壇ふりかえり
こんにちは。IDOMでNORELのエンジニアをしている守屋です。
去る2019/1/26、Backlog World 2019 にてセッションを持たせていただきましたので、そのふりかえりを残しておきたいと思います。
Backlog Worldとは?
プロジェクト管理ツールのBacklogのユーザグループであるJBUGが主催する、プロジェクトマネジメントに関する知見を共有するためのカンファレンスです。 2018年に第一回が開催され、今年は2回目の開催となりました。
どんな話をしてきたの?
資料はこんな感じですが、イベントレポートで詳細に書かれている方がいらっしゃいましたので、そちらをご覧いただければと思います。
ふりかえり
Fun Done Learnでの振り返りをしました。 全体としてはLearnとFunに重点があり、登壇したことでたくさんの学びを得られたことがわかりました。
以下要点を深堀りしておきます
初のプロポーザル通過
これまで公募スピーカーとしてプロポーザルを提出してイベントにて登壇した経験がなかったため、登壇が確定した連絡があったときはとても嬉しかったです。(このイベントは抽選なので、プロポーザルが評価されたわけではないのですが最低ラインの足切りはクリアできたと思ってます)
運営メンバーに知り合いがいないのはおろか、#jbugが主催するイベントに参加したこともなかったので、当日控え室で運営メンバーや他の登壇者の方とお話ししてとても驚かれました。
セッションのタイトルは重要
これまで自分がやや大きめなカンファレンスに参加した際、参加するセッションを選ぶシチュエーションを思い出すと、やはりセッションのタイトルは重要だなと思います。
私が担当するセッションが始まる1時間ほど前、セッションの会場の後ろのドアから入ると、前に座っている参加者方の机の上にカンファレンスのタイムテーブルが広げられていました。
ふと見ると私のセッションのところに赤ペンで丸をしてくれていました!
プロポーザルを書く段階では全く意識していなかったのですが、今回のセッションのタイトルは比較的多くの人に関心を持っていただきやすいタイトルが付けられたと思いました。
特に「小さなチーム」というキーワードは以下の理由から多くの人に共感を得やすかったのではと思います。
- 「大きなチーム」の中には「小さなチーム」が複数必ず存在する。つまり「大きなチーム」のマネージャよりも「小さなチーム」のマネージャの方がより多く存在する。
- 初めてマネジメントをする人は「大きなチーム」よりも「小さなチーム」を任される可能性が圧倒的に高い。そして初めてのマネジメントは高い確率で困難を伴うため、「小さなチーム」のマネージャはより学びの機会を求めている。
オーディエンスを見誤る
私のセッションでは、スクラムを中心としたアジャイルをメインにお話ししました。
私は参加されているオーディエンスの方は何らかのITプロダクトに関わっており、スクラムないし何らかのアジャイルなプロセスを実践している、もしくは実践したいというモチベーションを持っている方だと想定していました。 そのため、チームが自己組織化に向かっていくフェーズをお話しすることで、あるある的な共感をしていただいたり、同じように悩んでいる方を励ましたり、すでに同じ道を乗り越えた方からアドバイスをいただけたりすることを期待していました。
ところが、いざ会場でオーディエンスの方に手をあげていただくと、ITプロダクトに携わる方は6割程度、アジャイルやスクラムについての認知度は3割程度でした。
こちらがこの時の完全に動揺した私の表情です。
事前にコミュニティの属性や関心ごとは十分にリサーチすべきという大きな学びを得ました。
セッション時間ピッタリ
資料の本格的な作り込みは1週間前から着手し、そこから毎日1時間程度発表の練習を行いました。
最初のうちは何度やっても25分の枠に収まらず、スライドを削ったりマージしたりの試行錯誤を繰り返しました。
ところがスライドを調整しても、時間が一向に短くなりませんでした。
スライドは短くなっても、話したい内容そのものを削ぎ落とすことができていなかったのです。
そのことにようやく発表2日前に気づき、大きく内容を変えました。 また、発表にはkeynoteを使い、スピーカーメモには話す要点をまとめて余計なことを話さないように気をつけました。
本番では、直前の変更のせいで最後のスライドの締まりが悪くなってしまいましたが、時間はピッタリで収めることができました。
(本番でkeynote remoteがうまく動かずすごく焦りました)
運営メンバーと仲良くなる
控え室でお昼を食べながら、運営メンバーの方や他の登壇者の方々とお話しさせていただくことができました。
先ほども書いた通り、運営メンバーの方々には知り合いは全くいなかったので、沢山の方とお話しできてとても充実したランチの時間となりました。
その時の話の流れで、このイベントの再現イベントへの参加も決まりました。 このブログを書いている段階ではまだ若干参加枠がありますので興味があれば是非ご参加ください。
残念ながらイベント終了後の懇親会には参加できなかったため、改めて他の登壇者の方や運営メンバーの方とお話しするのがとても楽しみです!
まとめ
初めてのプロポーザル通過から実際の登壇までをふりかえって見ると、とにかく楽しく学びが多かったです。
それもこれも暖かく迎え入れてくださった運営メンバーのみなさま、セッションに参加いただいたみなさまのおかげです。
これからさらに沢山のインプットと成長を遂げて、より多くの方にとって価値のあるアウトプットをしていきたいと思います。
最後に、reCapイベントのリンクをもう一度。